ダークネスと吹雪と藤原考察決定版
〜ダークネス吹雪とは誰なのか?〜 081224 |
要するに私がアニメを解釈して推測したダークネスの設定です(爆) 藤原と吹雪がCPみたいな表現が出ますが、気のせいです。 ■ダークネス 心の闇を核とした意識の集合体 「一体化」するということは、ダークネスはダークネスでもあるし取り込まれた人それぞれでもあるということ。ただ、そのそれぞれの「個をなくす」ことで世界の統一を果す意志なので、これに取り込まれると記憶等、現実の世界でその人に関する情報がすべて抹消される。藤原に関しては、オネストはカードの精霊だったり大切に保管されていたお陰で例外、4期では斎王達の語った次元の歪みによって本来消えているはずの情報が一部復元されたとかではないかと思われる。だから吹雪が覚えていないのは藤原がダークネスと一体化してたせいで、思い出せたのは託されていた仮面によって個を保ったままダークネスに干渉できたからなんじゃないかと思う。 ■ダークネス藤原 藤原の心の闇(孤独)を核にしたダークネス、ただし登場時点で藤原はダークネスと完全に一体化しているので、藤原本人でもある。しかし、vs吹雪戦の途中から「日食」が始まる。これは、心の闇から吹雪を攻略する=ダークネスによって吹雪を救うという藤原の信念が危うくなったために、176話で十代が言うように藤原とダークネスが「ずれ始め」たということだろう。そして、吹雪が心の闇に敗北することなくダークネスに取り込まれるということは、イコール信念を崩されていない吹雪が藤原と一体化するということであり、これによって吹雪は藤原の信じたダークネスとの一体化という方法で「絆」や「信頼」をダイレクトに伝えることになったのではないだろうか。このため藤原とダークネスの一体化が不完全になり、ヨハンと十代、オネストが藤原を現実世界に引き戻すことに成功する。バトルロワイヤル中の藤原は、藤原とダークネス、あるいは藤原の本来の心と心の闇が、内で格闘している姿だと言える。 ■ダークネス吹雪(私) おそらくは吹雪の心の闇(藤原を救えなかった)を核にしたダークネス。30話でダークネスのカードに封印された。吹雪の心の闇である「藤原を救えなかった」は、藤原がダークネスに取り込まれているので、心の闇自体がダークネスのせいで実在しなくなるというパラドックスに陥り、その空白地帯に根付いたダークネスであるために、吹雪は「ダークネス吹雪」としての記憶を持っていなかったのではないだろうか。41話までの記憶喪失には、吹雪の心の一部には違いない「心の闇」がダークネスごと封印されてしまったことも影響しているのかもしれない。 89話で「ダークネス」に乗っ取られる前の吹雪は「亮を救えない」ことに絶望しかけているので、ここではむしろそれを核にして出現している気がする。89話のデュエル中の記憶はあるかもしれない。(テレパシーは吹雪の心の闇の中に亮が入り込んで助けに行ってるってことだろうか…亮どんだけ・笑) つまりこれ、普段はポジティブでそんな面はまず出てこないんだろうけど、吹雪さんがひとたびネガティブな感情に支配されると、「(救えないならいっそ)燃やし尽くしてやる、何もかもな!」という思考になるってことなんじゃないのか。藤原の「忘れてやるんだよ!」と同じで。 ■ダークネス吹雪(俺) ダークネスに支配されないまま心の闇(≒藤原の記憶)だけを取り戻して本来の自分になろうとしている吹雪。つまりバトルロワイヤル中の藤原に近いんだと思う。これに成功した吹雪はダークネスの支配への耐性がついているため、173話であっさり仮面を装着しても、支配されずにダークネスの中から自分が知りたい情報(奪われた記憶)を引き出せたんじゃないだろうか。 藤原VS吹雪戦と藤原VSヨハンVS十代戦って、世界全部支配しないとダークネスの真実が証明されないんだけど、心の闇を克服してる(心の闇の中で、相討ちとは言えダークネスを倒してる)吹雪さんを無理矢理とりこんだせいで内部から崩されて、つまるところダークネスVS吹雪という意味では吹雪の完全勝利だったんじゃないだろうか。 +++ ちなみに「蒼穹のファフナー」を知ってる人向けに説明するなら ダークネス=フェストゥム ダークネス吹雪(私)・ダークネス藤原=マスター型 ダークネス吹雪(俺)=スレイブ型 ダークネス藤原・ダークネス吹雪の人格=ファフナーに乗ったときの変性意識 と考えればいいのではないかと。 |