TURN-20 恋する乙女は強いのよデッキ! |
■本放送:05/02/16
■脚本:武上純希 ■絵コンテ:辻初樹■演出:Lee Kyoung Soo■作画監督:Park Chi Man |
レイ初登場にして、1年目の中ではやや異彩を放つ回。
何が不思議って、メインストーリーは動かないのに、脚本がシリーズ構成の武上さんで絵コンテが監督の辻さん、作監がGXでは多分一番手のParkさんと、スタッフがほぼベストメンバーだったりするところが。 とりあえずそのせいか、かなり面白いです(笑) ■Aパート 鮫島:毎年恒例、北にある姉妹校、デュエルアカデミアノース校との、 友好デュエルが近づいています。 昨年は2年生だった丸藤亮くんがノース校代表を倒し、 本校の面目躍如となりました。 レイ:あ。 翔:へへ、ボクの兄さんなんだ。 レイ:へぇ。 翔:ボクと違って成績いいからね…。 鮫島:今年の本校代表は、まだ決まっていませんが、 誰が選ばれてもいいように、皆さん、日日努力を怠らないように。 十代:よし!代表目指して、いっちょがんばるか! 翔:いくらアニキでも、やっぱ今年もカイザー亮で代表は決まりっす。 十代:ちぇ。 このときサイバー流師弟設定があったのかなかったのか気になる所(笑) ていうか十代、「ちぇ」ってなんだ「ちぇ」って。「そんなのわかんないだろ!」とか言わないのか!カイザーなら仕方ないのか!(笑) しかしここで十代VS万丈目の再戦の伏線張ってるところが侮れない。 (寮の部屋に侵入したレイを十代が発見。 亮のデッキに頬ずりしている。) 十代:な、なんだあいつ…。 超常識的な反応(笑) レイが女の子だって知ってても引きかねない(笑) (亮たちが帰ってくることに気づく) 十代:何やってんだお前! そんなことしてると、 ノースのスパイと勘違いされちゃうぜ。 レイ:そんなんじゃない! 十代:話は後だ、さぁ、行こうぜ! レイ:あっ! (レイの帽子が落ちて髪留めが外れる) 十代:あっ…。レイ、お前! (レイが走り去る) 十代:お、おい、待てよ! 男子生徒:おいお前! 十代:お? 男子生徒:貴様…。 男子生徒:お前オシリスレッドの! 男子生徒:何やってんだ!カイザーの部屋へもぐりこんで! 男子生徒:ああー、デッキが! 男子生徒:貴様、スパイだな! 十代:違う! 男子生徒:最低な奴だぜ。 (逃げていくレイを見やりながら) 十代:いや、ほら、窓が開いてたから、 閉めてやろうと思ってさ。 男子生徒:誰が信じるか! 十代:ぃや、ほんとだってば!おぉお邪魔しましたぁ〜! 男子生徒:逃がさん! 男子生徒:職員室に突き出してやる! 男子生徒:お前なんか退学だ! 十代:誤解だってばぁ! 男子生徒:往生際が悪いぞ! 十代:スパイなんかじゃないってばぁ! 男子生徒:やかましい! (散乱したカードのところに落ちている髪留めに気づく亮) 十代:お前ら、ちょっとは人のことを信用しろ! 男子生徒:誰もいない部屋に勝手に入り込んでくる奴が信用できるか! 亮:放してやれ。 男子生徒:え? 亮:十代、出るときは玄関から出ろ。ドアはあっちだ。 十代:あ、ああ。おっさわがせしましたぁ〜! ちぇ、ひどい目にあったぜ。 レイ:何故なの、あいつ…。 たいして知りもしない自分をかばう十代に不思議がるレイだった。十代優しいなぁ。 そして亮は冷静…なのはいいが、ほんと命令慣れしすぎだろ!(笑) もう駄目、この時点でヘルカイザーの素質あるとしか思えない(笑) いくら疑いが晴れてないって言っても十代の扱いに特に何も言わないし、髪留めなかったらどうしたんだろう(笑) (その夜、満月の下の灯台にて) 明日香:あなたの方から呼び出しなんて珍しいわね。 何か新しい情報でも? 亮:いや、今日は相談に乗って欲しい。 明日香:カイザーと呼ばれた男にも悩みがあったの? (拾った髪留めを見せる) 明日香:女の子の髪留め…? いつもは吹雪のことが心配で怖くて眠れない明日香が亮を呼び出しているという妄想が私の頭を駆け巡っている。 そして明日香の亮を信頼しきっているセリフと言ったら!(笑) しかしここの亮の戸惑い方かわいすぎる。 レイ:お前、何故ボクのことを黙ってたんだ。 十代:昼間のことか? 女の子が男の恰好をして、こんなとこまで来るなんて、 わけありそうだから。 レイ:言うな!昼間見たことは、絶対人に言うんじゃない! 十代:人に物を頼むときは、まず事情を説明するもんだ。 レイ:できない! 十代:じゃ、デュエルしようぜ。 レイ:なんだ?それはどういう理屈だ。 十代:デュエルじゃ誰も、嘘はつけない。 レイ:ボクが勝ったら、事情を聞かずに黙ってるって言うのか。 十代:ああ。その必要もなくなるからな。 なにげに十代って対人間の察しは良かったりするよね。 十代は空気読める子(笑) (崖の上からこっそり見ていた翔と隼人) 翔:レイって女の子だったの!? 隼人:昼間のことってなんなのかなぁ。 翔:いつものことだけど、いきなりデュエルって…。 明日香:十代らしいやり方ね。 翔&隼人:あ。 亮:デュエルには、人と為りが表れる。 その人間の心のありようまでもな。 明日香:事情を聞く必要もなくなるっていうわけよ。 翔&隼人:へぇ〜。 翔:デュエルって、そんな奥深いものなのか…。 っていう武上さんの初心表明?これを限界までつきつめてると思うのが、十代と何より亮関係のデュエルなわけなんですが。146話も、亮が十代にデュエルふっかけたの、完全にこのためだよなぁ。言えない事情をデュエルで聞く。 十代と亮と翔の立ち位置が分かるかも。感覚派と頭脳派とただいま学習中(笑) ■Bパート 十代:くそぉ、フェザーマン! 女の子にメロメロになるなんて、それでもヒーローか! 翔:またなんか言ってる。 隼人:(やっぱり、なんか見えるんだなぁ。) これ地味に十代だけ精霊が見えるって話なのか。 フェザーマン:スパークマン!お前はヒーローのくせに、 か弱い女性を攻撃するなんて、なんて奴だ! スパークマン:ああ、オレは、なんてことをしてしまったんだぁ! お嬢さん、大丈夫ですか? 恋する乙女:自分を責めないで。 闘うこと、それは宿命なのだから。ね? スパークマン:あぁ、あ、惚れたぁ!! ………。 …このときから3期がとてもやりたかったんですねと言わざるを得ない。 え?妄想乙??何言ってるんだGXが一番やりたかったのは3期だろ?(待て) しかしこの小芝居、ノリノリだよな(笑) レイ:スパークマンにも乙女カウンターが乗ったよ。 十代:なんなんだよお前達! 翔:まただぁ…。アニキしっかりしてくれよぉ。 隼人:苦しいところなんだなぁ。 明日香:十代は、男女の心の機微に疎いようね。 亮:いや、十代だけじゃない。一人の美女により、 国が滅びることは、歴史も証明している。 明日香:なるほどね。カイザーと呼ばれる男が、手こずるわけよね…。 しかしその例えを出してしまうとまるで亮がレイの色香に迷いかけたかのように聞こえるんだが。亮ロリコン疑惑(核爆) いや、女って怖いよね!って話なんだと思うけど(笑) でも実際亮って年齢とかで差別しなさそうだよね。とか言ってみるテスト。 レイ:女の子は恋をすれば強くなる。不可能なんて無いの! 亮:さすがの十代も、レイの前にはたじたじだな。 明日香:デュエルのモンスターを夢中にさせることぐらい、簡単でしょ? 初恋の人を追いかけて、 遥か南の島まで飛んできちゃうんだもの。 隼人:えぇ? 翔:そうだったの!? 明日香:しかも、難しい編入試験まで突破してね。 なんか険しい表情になる亮。そこまでの気持ちにどう応えたものかというやつですか。 ところでこのレイの事情説明…明日香の事情説明にかぶってたりしないかなぁって…(遠い目)…捨て切れないの!明日香の初恋吹雪説が捨てきれないの!(爆) TURN-70の吹雪いわく、吹雪のために遥か南の島まで飛んできちゃったのは確かだ。 ハネクリボー:くりくりぃ。 十代:ああ、女の子に、 男のヒーローをぶつけたのが間違いだったぜ。 オレのターン、ドロー!(融合) やっぱ女の子には女の子だろ。 バーストレディを召喚! バーストレディ、お前に任せた! バーストレディ:嘆かわしいこと。 そのような小娘ごときに惑わされるとは。 十代:おお、なんかバーストレディ、 いつもより迫力あるぜ。 「バーストリターン」を発動! このカードは自分のフィールドに バーストレディがいるとき、発動可能! エレメンタルヒーローのフェザーマンと、 スパークマンを、手札に戻す! フェザーマン:ああ、オレたちは何をしていたんだ! スパークマン:恋に現を抜かすなんて! 二人:ヒーローにあるまじき行為だ! バーストレディ:あんたたち、さっさと戻ってきなさい。 恋する乙女:あぁ! 二人:はーい! 恋する乙女:えぇ!? 十代:ヒーローの絆は、 そんな恋愛ごっこより強いってことさ。 レイ:くっ…。 「女の子には女の子」って、目には目を的な発想? なんかもう、この時点で十代の恋愛沙汰は期待できない感じが(笑) 「恋愛ごっこ」と言い切ったのは恋する乙女が色仕掛けでヒーロー落としたからか。 というわけで、十代は色仕掛けには落ちない(笑) だからってこれ、恋なんて分からないでも、恋なんかいらないでもないんだよなぁ…。「ごっこ」だから否定してるんだし。 亮もなんですけど、あくまで自然体だなぁという気がします。 レイの迫力には圧されてるけど(笑) 十代:ガッチャ!レイ、面白いデュエルだったぜ! レイ:十代、ボク…。 十代:おっと、みなまで言うな。 そこから先は、ずっと見ていた、 後ろの奴に言ってくれないか。 レイ:え…。 明日香:出番よ。 (微妙に躊躇している亮) 明日香:男の責任でしょ。 亮たちが見てるの気づいてたんかい。侮りがた過ぎる十代(笑) 「面白いデュエルだったぜ!」 …「面白い」っていうのは、語源的には「顔がはっきり分かる」って意味で、多分「お前がどんな奴かよくわかって楽しかった」ってことになるんですけど…。 …ねぇ考えて変えた?考えて変えたの!? GX考察してると日本語の勉強になります\(^o^)/ 男の責任でしょとか言っちゃう明日香は亮の義妹派。 レイ:亮様。ごめんなさい、昼間、寮に忍び込んだのは、 ボクだったんだ。 十代はそれを止めようとしただけなんだ。 亮:(頷く)分かっている。 レイ:亮様が、デュエルアカデミアに進学なさってから、 会いたくて会いたくて、やっとここまでやってきたの。 翔:へぇ〜(感心) レイ:十代とのデュエルには負けたけど、 亮様への思いは誰にも負けない。 乙女の一途な想いを、受け止めて! 恋する乙女:あーん! 亮:は。 十代:なぁんか、カイザーもたじたじだな。 それにしてもすげぇ迫力、デュエルとおんなじだぁ。 レイ:デュエルじゃないもん。 明日香:そうね。 レイ:え? 明日香:一途な思いは素敵よ。でも今、あなたが言ったように、 レイ:あ。 明日香:デュエルのヒーローと違って、本物の男性は、 ウインクや投げキッスじゃ駄目なの。 デュエルも恋も、気持ちと気持ちがつながって、 初めて実るんじゃないかしら。 レイ:あなた、亮様のなんなの!まさか恋のライバル!? 明日香:そ、そんなんじゃないわ。 亮:レイ、お前の気持ちは嬉しいが。 レイ:亮様。 亮:今のオレには、デュエルが全てなんだ。 レイ:亮様…。 (ポケットから髪留めを取り出す) 亮:レイ、故郷に帰るんだ。 十代:そこまですることないだろう。 女の子だって、 オベリスク・ブルーの女子寮に入れてもらえば…。 亮:レイはここにはいられない。 十代:え?レイにはまだ秘密があるのか? 男に化けた女と見せて…実は男だったりして。 亮:レイはまだ小学5年だ。 十代:はぁ…!? 翔&隼人:えぇ!? 十代:なんなんだよ、オレってば、小学生に苦戦したのかよ! レイ:ごめんね。ガッチャ!楽しいデュエルだったよ。 十代:はっははは、最高だ! これだからデュエルは楽しいんだよ、ははははは! レイの後ろに「初等小学五年生」って字幕出るんですが…「初等」ってなんだ。高等小学があるのか。それとも学校名なのか!? 最後やけくそだよな、十代(笑) 「一途な思い、受け止めて!」の演出にTURN-155の「哀しい魂の旅は終わりについたんだ」の演出がかぶってるのが気になっててすみません。 ユベルは十代の初恋相手☆超融合という名の失恋。とか思ってみるとちょっと世界が変わるかも。人は失恋で大人になるんですか?(聞かれても) しかし、「本物の男性は色仕掛けじゃ駄目」とか言っちゃう明日香はどんな恋愛経験があるんですか?何があってんなこと思うようになったんだよ高校1年生!(笑) レイ:ばいばーい!来年小学校卒業したら、 またテスト受けて、入学するからねー! 十代:へへん、だってよ。 亮:そのときは、オレはもういないけどな。 十代:いやぁ、あの迫力には、負けるぜ。 レイ:待っててねー!十代さまー! 十代:んがぁ!?な、なんでオレなんだよぉ!? 明日香:きっと、あなたのデュエルに惚れたんでしょ。 亮:あとは任せた。 翔:じゃあアニキ、先に帰るね。 隼人:ゆっくり見送ってあげるんだな。 明日香:船が見えなくなるまで、見送ってあげなきゃね〜。 レイ:待っててね〜!きっとよ〜!十代様〜! 十代:ええ〜、あれ〜、嘘ぉ…。 十代の見捨てられっぷりがひでぇ(笑) 亮のポーカーフェイスってどうとでも解釈できて怖いですね。 「やれやれ」って心の声が聞こえてくるけど(笑) でも文脈無かったら何考えてるか全然わかんない(笑) レイってDMだとレベッカポジションだし、また来る宣言してるし、再登場させる気はあったんだろうなぁ。明日香のヒロインっぽさを十代で出せない分を補う「恋のライバル」でもあるし。気が遠くなるような話ですね!(爽) 090918 |
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