TURN-119 トリプルコンタクト融合!マグマ・ネオス
■本放送:07/01/17
■脚本:吉田伸
■絵コンテ:辻初樹■演出:Lee Kyoung Soo■作画監督:In Tea Sun
■アバンタイトル

エコー:アモンからの連絡は?
 兵士:依然、途絶えたままです。
エコー:(どうした、アモン)


ユベルのせいで壁に張り付いてます。

■Aパート

 明日香:ダメだわ。コブラの言う通り、十代にはもう…。
 ヨハン:いいや。まだだ。十代は、この程度で勝負を捨てるような、
     デュエリストじゃない。
  十代:(そうさヨハン。俺はまだ、諦めちゃいない。
      俺のデッキには、奴を打ち負かすことができる、
      カードが眠っている)
     俺のターン、ドロー!
     (来た、逆転の一手!)
     マジックカード、ミラクルフュージョン発動!
     自分のフィールドか墓地から、決められたカードを除外し、
     エレメンタル・ヒーローを特殊召喚する。
     俺は、ワイルドマンとエッジマンを除外し、
     現れろ、ワイルドジャギーマン!
   翔:攻撃力2600!ヴェノミノンの攻撃力を上回った!
  剣山:でも、ヴェノミノンを倒しても、また復活するザウルス。
   翔:そうだったっす。
 ヨハン:それでいいのさ。
剣山&翔:え?
 ヨハン:ワイルドジャギーマンは、フィールドにいる、
     全ての相手モンスターに、一度ずつ攻撃することができる。
     たとえ、ヴェノミノンが復活しても、
     ワイルドジャギーマンは、再び攻撃ができる。
   翔:そっかぁ。
 ヨハン:それに、復活するヴェノミノンは、
     墓地の爬虫類族カードを除外するから、
     復活のたびに、その攻撃力は、500ポイントずつダウンする。
     つまり、コブラがヴェノミノンを復活させればさせるほど、
     十代のループコンボの威力が増していく。
  十代:いくぜ。ワイルドジャギーマン、ヴェノミノンを攻撃!
    (ワイルドジャギーマンがヴェノミノンを撃破)
 ヨハン:よし!
  剣山:やったドン!
 明日香:十代!
  十代:さぁ、ヴェノミノンを復活させてみろ、コブラ!
 コブラ:ふふふふふふふ
  十代:何がおかしい。
 コブラ:ぬはっはははは!
  ジム:What?
 ヨハン:なぜ笑ってるんだ、コブラ。
 ルビー:るびぃ?
 コブラ:甘いぞ、遊城十代。
  十代:なにぃ!?
 コブラ:貴様は、これで私の切り札を封じたと思っているようだが、
     ヴェノミノンは、作戦遂行のための、プランの一つに過ぎん。
  十代:プランの一つ?
 コブラ:これより作戦プラン、Bに移行。トラップ発動、蛇神降臨!
     フィールド上のヴェノミノンが破壊された時、デッキ、
     または手札より、毒蛇神、ヴェノミナーガを特殊召喚する。
     現われろ、ヴェノミナーガ!
 カレン:うぅ…
    (カレンが後ずさる)
  ジム:カレン?
 ルビー:るびぃ。
    (ルビーが消える)
 ヨハン:(これは、ヴェノミノンを遥かに上回る、悪意の塊)
 コブラ:ふふふ、見るがいい、これが毒蛇神、ヴェノミナーガだ!


ヨハンと十代が通じあいまくってる一幕。
ヨハンが精霊担当すぎて困る。

(壁に張り付いてるアモンが気合いでピアスのスイッチを押すと、
 仕込んであったカード型爆弾が爆発、アモンが脱出)
ユベル(リック):ふふふははは。逃げろ、アモン・ガラム。
         だが、所詮君は逃げ切れない。君の心の闇から。


Bパートに続く。
しかし…爆弾までカードかよ!(笑)
カード手裏剣やカード果たし状なんて目じゃないですね!

■Bパート

   (動力炉までたどりついたアモン)
アモン:これが、動力炉。これを止めれば、
    デスベルトの装置も止まる筈。
    (だが、止めてしまえば…)
   (止めることをためらうアモン)
  ―回想・TURN-117―
  ユベル(リック):君は何のために存在する?
           その価値は何処へ行った?僕なら…
   ユベル(男性):分かってあげる。君の心の闇を。
  ―回想終了―

   (アモンの通信機が鳴る。相手はエコー)
エコー:アモン。どうしたアモン。状況を報告しろ。
アモン:………。
   (通信機に応えないアモン。
    エコーが上陸を決定する)
エコー:これより、最終プランを発動。総員上陸準備。
    速やかにターゲットを確保しろ。


エコーの声に応えなかったアモン。なにげにこれが運命の分かれ道だったりするわけですが…。ここでアモンが装置をとめていれば、ユベルは異次元にアカデミアをワープさせるだけのパワーは得られなかったはず。
コブラと十代のデュエルは、デュエルエナジーさえ溜まればどっちが勝っても問題ない(ユベル的に)というデュエルなので、決定打はこっちなんですよね。
さすが、凄いポジションに居るなアモン…。

   (ヴェノミナーガによって十代が再び劣勢に追い込まれる)
 十代:ダメだ、勝てない…。
コブラ:そうだ、遊城十代。所詮貴様のように、
    デュエルが楽しいなどとほざきながら戦う愚か者に、
    勝利の女神はほほ笑まん。
    貴様は確かに、天分を持ったデュエリストに違いない。
    だが、貴様には決定的な弱点がある。
 十代:決定的な、弱点?
コブラ:そうだ、貴様のデュエルは軽い。
    貴様のように何も背負わず戦う者は、
    己の楽しみが消えた時に、立ち直るすべを持たない。
    デュエリストが背負うものとは、窮地に立った時、
    その身を支える力だ。だが貴様にはそれがない。
    この人生において、それを持たぬ者が、
    勝利をつかむことなどあってはならんのだよ。
 十代:くっ…。
コブラ:ふふふふふふ、もっとも、こんなことを言っても、
    貴様の心にはなにも響くまいよ。
    貴様にはただの勝敗以上に失うものは、
    何もないのだからな。
 十代:俺は…。
コブラ:怖いか?今の貴様には、支えになるものが何もない。
ヨハン:馬鹿野郎!何をビビってるんだ、十代!
 十代:ヨハン。
ヨハン:お前に背負うものが無いだと?ふざけるな!
    お前にはいつだって、みんなの期待が集まっている。
    期待しちまった人間はなぁ、その人間の希望を、
    全部そいつに託すんだ。お前はいつだって、
    それを背負ってるじゃないか!お前が負けたら、
    ここにいる俺たちはどうなる!
    いや、俺たちだけじゃない、この学園はどうなる!
    そして、お前を選んでくれた、ヒーローたちは!
 十代:ヨハン…。
ヨハン:十代、お前だって、いろんなものを背負ってるんだ。
 十代:俺に期待をしてくれた人たち。ヨハン、みんな。
    そうか、俺にもあるんだ、そういうものが。
    諦めない。俺はまだ諦めちゃいない!
    (このドローに、すべてをかける!)
    俺のターン、ドロー!

   (中略)
 十代:いくぜ、フレア・スカラベ、グラン・モール、ネオス!
    トリプルコンタクト融合!
ヨハン:トリプルコンタクト融合!
 剣山:ネオスの究極合体ざうるす!
 十代:来い、マグマネオス!


ヨハンの「ふざけるな!」が男前すぎて困る。
今まで何度も世界がかかってるデュエルに勝っていろいろと救ってきた十代ですが、あくまで全部「ついで」だったという壮絶な事実。ああ、なんかみんな都合いいんならいいんじゃねーの?よく分かんねーけど!みたいな感じ??
そしていい話をしているようで、ユベル編でさらに脱構築するためのネタ振りだったりするわけで。あな恐ろしや。
…脱構築って、これで使い方あってるんだろうか…。哲学用語です。ウィキペディア引いたら難しすぎた\(^o^)/私は言葉で脱構築を説明できるほど分かってないのですが、多分そういうことだとは感じてる、的な。
はてなのほうがやや分かりやすかった。
いや、ここら辺言いたいことはあるにはあるんですけど、適切な言葉を探すのが非常に難しいレベルに突っ込んでいてですね…。
とりあえず、ジャイアンデルセンかっこいい!とだけ言っておきます(笑)

(十代勝利、デスベルトでデュエルエナジーがユベルへ)

ユベル(リック):約束だったね、コブラ。
         あの子と、ずっと一緒に居させてあげるって。
     コブラ:うぁぁあ!!
  ―ユベルの見せる偽りの過去の幻影―
  リック:あ、あぁ!
     (風で飛んだカードがコブラの手に集まる)
  コブラ:気をつけないとだめだろう?
  リック:ありがとう、パパ!
  ―幻影終了―

     コブラ:リック…。
(幻影に導かれて、
 コブラがデュエルフィールドの端のほうへ歩いて行く)
      十代:コブラ、危ない!
(十代を振り向いたリックから表情が消える)
     コブラ:リック…。
(コブラの目から涙が落ちる。
 デュエルフィールドからコブラが落下。
 目をそむける十代)
      十代:コブラ…。
ユベル(リック):十代
      十代:え?
ユベル(リック):さぁ、共に行こう。新しい世界に!
(ユベルを中心にアカデミアが光に包まれていくのを
 上陸したエコー達が目撃)
     エコー:何が起こっている?
(異次元の砂漠のど真ん中に学園がワープ)
十代:なんだ、ここは…。

悲劇の余韻を味わう間もなく、漂流教室編スタート。
本当の波乱はまだ始りません、そんな3期が好きです…(笑)

100714
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