TURN-141 恐怖の覇王!彷徨えるオブライエン |
■本放送:07/06/20
■脚本:吉田伸■絵コンテ:辻初樹 ■演出:Lee Kyoung Soo■作画監督:Park Chi Man/Nam Sung Min |
ダークヒーロー系に気をとられて、メインのはずのオブライエンが霞んでいたのは私だけではないと信じたい。
私情(※二次創作資料)で全起こしされているダークヒーロー、本編だからこそ削られるオブライエン、そんな感じですみません。 ■アバンタイトル ゴブリン:誰かいるのか! エド:どちらさまでしょうか? ゴブリン:覇王軍参謀スカルビショップ様の配下の者だ。 貴様、こんなところで何をしている。 エド:はい、戦火を逃れ、慎ましく暮らしております。 ゴブリン:貴様、まさか反乱軍のデュエリストではあるまいな。 エド:めっそうもない、私はただの召使にございます。 ゴブリン:ふん、確かに、貴様のように貧相な面構えの奴が、 デュエリストなどであるわけはないか。 どけ!最近このあたりで、 何人もの覇王軍兵士が行方不明になっている。 エド:それは物騒な…。 ゴブリン:貴様、何か知っているなら、 素直に話した方が身のためだぞ。 エド:私は何も。ですが、もしかして旦那様なら、 何か知っているかもしれません。 ゴブリン:ふん、そいつのところへ案内しろ。 エド:では、こちらへ。 ゴブリンエリート部隊な覇王軍兵士はとりあえず「ゴブリン」で。 召使いエド面白すぎんだろ常考。何度見ても吹く(笑) エドってデュエリストのわりに貧相な顔なんですか…(笑)多分、意訳すると優男ってことですよね!召使にしては派手な顔だと思うんだけど(笑) 覇王軍兵士が行方不明なのはどう考えてもこの二人のせいです本当に(ry覇王軍的にホーンテッドハウスだな、この屋敷(笑) ■Aパート (エドが兵士を奥の広間に案内する) エド:こちらでございます。 ゴブリン1:ふん、だだっ広い部屋だな。で、主人はどこにいる。 (ゴブリンの後ろで扉が閉まる) ゴブリン1:な、貴様、何をする! エド:旦那様とごゆっくりお話を。 ゴブリン1:何い!?…ぅん…?貴様、何奴! 亮:ようこそ、我がサイバー流道場へ。 いざ尋常に…デュエル! ゴブリン1:生意気な…返り討ちだ! ゴブリン2:おい、どこへ行った、いつまで待たせるんだ! まったく何をしてやがる。 エド:申し訳ありません、お連れの方は旦那様と お話があるそうで。こちらの部屋へ。 お茶でも飲んでおくつろぎください。 ゴブリン1:うわぁ! ゴブリン2:ん?なんだ、今の声は。 エド:残念ですね、 ゆっくりお茶を飲んでからと思ったのですが、 旦那様の代わりに、私が、お相手しますね。 亮:出でよ…サイバー流皆伝、サイバー・エンド! ゴブリン1:うぁああ…なんでも言う、だから、 命だけは助けてくれ! 亮:覇王が、遊城十代と名乗ったのは本当なのか? ゴブリン1:ほ、本当だ! 亮:証拠はあるのか? ゴブリン1:そ、そう言えば、オレは覇王様のデッキを見た。 亮:覇王のデッキ? ゴブリン1:そこには、エレメンタル・ヒーローと書かれた、 黒く塗りつぶされたカードがあった。 亮:エレメンタル・ヒーローだと…? エド:それで?覇王は何を企んでいる。 ゴブリン2:こ、ここから南にある、 難民たちが逃げ込んだ要塞都市に 総攻撃を仕掛けるんだ。あそこを陥落させれば、 覇王様に歯向かう勢力はなくなる。 使えそうなデュエリストは、収容所に送り、 覇王さまの部下として洗脳する…。 エド:収容所か。それはどこにある。 ゴブリン2:ここから西に向かったところだ。 知っていることは全部話した。だから、 ゴブリン×2:命だけは! 亮:あいにく、我らは正義の遣いだとしても エド:ダークヒーロー系でね。 (それぞれ相手にトドメを刺す二人) エド:…ん? 亮:これまで集めた情報を合わせると、 覇王が十代だということは本当のようだな。 エド:覇王軍は、生き残った街に総攻撃を仕掛けるらしい。 亮:十代の心の闇が、どれほど深かろうと、 奴の野望は、食い止めなければならない。 エド:だがそのためには、こっちの味方も増やさないとな。 この話のおかげで、私は亮を普通にノリのいい人だと思っている。いや、エドが勝手に召使名乗って亮を旦那様呼ばわりしてるだけで、亮は旦那様じゃなくてサイバー流やってるだけではあるんだけど…これがほんとの釣りか!(違) サイバー流自体は本人大真面目かもしれないけど(笑)掛け軸は裏デッキと一緒にどさくさ紛れに持ち出したと見るべきだろうか(笑) ともあれ、お茶目なやり方で情報収集していた二人。命だけは助けてくれ!に、頷きもせずに聞くだけ聞いてぶっ倒すダークヒーローまじえげつない(笑)吐いたら見逃すとかオレが言ったか?って奴ですね!つまり命助けなかったんだよな…(遠い目)この辺のためらいの無さが、この二人と十代の違いと思われ。 エレメンタル・ヒーローが「黒く塗りつぶされてる」って、心の闇で黒く染まってるってことでいいのかな?4期参照(笑) イエロー:行っちゃったみたいよ。 海神の巫女:ありがとうございます。 踊る妖精:ありがとうございます! イエロー:か、かわいい! 翔:はぁ(イエローに呆れてため息) イエロー:ね、ね、翔の兄貴もそう思うでしょ! 翔:うん、でも今はそれどころじゃ…。 イエロー:うん?えぇ?? 海神の巫女:あなたはもしかして、 覇王と戦っているデュエリストでは? イエロー:そうそう、覇王なんて、おいら達の前にでれば、 翔:はぁ イエロー:ちょちょいのちょい(翔に振り払われる) 翔:ボクはただの傍観者さ。ある男の運命を見定める。 もし、覇王と戦おうとするデュエリストを 探しているのなら、この街を出た荒野を進むといい。 そこになら… 海神の巫女:いるのですか?覇王と戦ってくれる勇者が! 踊る妖精:いるのですか? 翔:それは、彼次第だけど。 踊る妖精(ダンシングフェアリー)は三人組ですが、一緒くたで。 超クールな傍観者翔。可愛いと思うでしょ?には「うん」って答えるあたりがかわいい(笑)つまりあれだな、こんなときじゃなかったら一緒になって「かっわいい〜!」って言うわけだ。でもこんなときなので、おジャマイエローの反応に呆れてるっていう。 なんとなく、ドラクエ5で川の流れを見ているだけだとか言ってた老人思い出した。 踊る妖精:いた、勇者よ!勇者よ! 海神の巫女:あなたが、覇王に立ち向かう、勇者… オブライエン:なんのことだ。 海神の巫女:私たちの仲間は皆、殺されてしまいました。 今、生き残った者たちはみな、 断崖の町に集まっています。私たちはそこで、 戦ってくれる勇者を探しているのです。 踊る妖精:どうかお願い。 オブライエン:馬鹿な、何を言っている。この世界に、 覇王に勝てるデュエリストなどいない! う…(口を押さえる) …オレに構うな。 う…って…これ、吐きかけてるよな、オブライエン。覇王のプレッシャーを思い出したせいか。万丈目も、復活して十代と再戦するときにストレスで吐いてたっぽいって感想見かけたことあるけど。 精神的なプレッシャーは体にまで影響します、ってことで。心と体ってつながってるんだから!ってエピソードはなにげに多いGX。これが、お兄さんをヘルカイザーに変えた痛み…とか、仲間の苦悩をその体で味わえとか。それつきつめると精神と物質がひとつにつながっている異次元世界編になるのかな?なんだかんだGXのクライマックスというか、本題って3期なんだと思うんですよね。嘘がつけない極限状態で、人の心と体はどういう反応をするのか、っていう。 実際、体って正直ですよねぇ(←その表現はどうなの)胃腸壊したり眠れなくなって初めて分かるストレスもある(…) ■Bパート (妖精たちを守ろうとして ディスクが無いことに気づくオブライエン) 海神の巫女:これを使ってください オブライエン:あ。これは… 海神の巫女:ある方から預かったのです (回想) 翔:もし、その男の中に、 ボクには消えてしまった炎が、 まだ燃えているなら、 (回想終わり) 海神の巫女:それを渡せと。 翔の中で消えてしまった炎って何だろ。というのは続きで。 オブライエンと海神の巫女の奮闘をちょっと端折る。 (撃退後) 海神の巫女:大丈夫ですか? 踊る妖精:大丈夫ですか? 海神の巫女:やはりあなたは、私たちが探すデュエリスト。 オブライエン:やめろ!なんど言ったらわかる。 今のオレは、覇王に怯える、ただの臆病者だ。 海神の巫女:………。 オブライエン:お前たちは、知らないのさ。覇王の恐ろしさを。 覇王に宿る、得体のしれない冷たさ…。 …っ怖いんだ。戦闘のプロを自負していたオレが、 今じゃ、あの目を思い出すだけで…。オレは、 相棒の敵を討つどころか、しっぽを巻いて、 逃げ出したんだ。 海神の巫女:あなたは、臆病者なんかじゃない。だってあなたは今、 私たちのために勇敢に戦ってくれた。 オブライエン:それは… 海神の巫女:あなたの中には、悪を許すまいとする強い心がある。 自分の心の闇に、立ち向かおうとする強い心がある。 オブライエン:オレの…心の闇…。 海神の巫女:そこから逃げようとしても、何も解決しないことを、 あなたは知っています。 オブライエン:だが、覇王の壁は、ジムの奇跡をもってしても…。 勘弁してくれ。 海神の巫女:…行きましょう。 踊る妖精:うん…。 オブライエン:許してくれ、ジム…。 翔:どうやらキミも、ボクと同じ道を歩むんだね。 オブライエン:あ…翔。同じ道とは、何のことだ。 翔:ボクは十代に裏切られ、彼がたどる運命を見届ける、 傍観者となる道を選んだ。キミも、 自分の運命を見届ければいい。 さぁ行こう、ボクと一緒に。 せっかく勇者だと思った人に断られても、縋るでもなじるでも絶望するでもなく進む海神の巫女がかっこ良すぎる。 そしてオブライエンが謝る相手はジムなんだよなぁ。 これそのまま考えたら、翔は悪を許すまいという心もなくなったってことなんだろうか。…無いな、確かに。正義も悪もなるようになれ状態だもんな。 ボクと同じオブライエンが見届けるものが自分の運命なら、翔が見届ける十代の運命は翔の運命でもあるわけで…ジムが十代を信じた人だから…この場合オブライエンが見届けるのが「ジムの信頼を裏切った自分の運命」なら、翔が見届けるのは「十代を信じない自分の運命」か。 亮:しかし、驚くばかりだな。 あの十代の中にこれほどの闇が存在するとは。 エド:できすぎのような気もするがね。 亮:どういうことだ エド:十代たちは、ヨハンを取り戻すべく、この世界にやってきた。 だがこの世界は、彼らから聞いていた世界とは、 大きく違っていた。ヨハンの消息は途絶え、 見る間に十代は心の闇の中に落ちた。 亮:作為的だと言うのか。 エド:わからない。何もかもが謎だ。 覇王十代に会えれば、何かがわかるかもしれない。 …あれが収容所か。 亮:策はあるのか。 エド:ない。ただ、十代が心の闇で力を増幅させていようと、 ここにいるのは皆、奴より弱いデュエリストばかりだ。 亮:フ、確かに、そいつらに負けるわけにはいかんな。 ここのエドの勘は多分あってる。(←たまに外れてる人がいるので・笑)仲間割れもユベルの策の内、っていう話。多分このときのユベル、十代達の次元移動先を指定するぐらいできるよな…万丈目たちを違う次元に幽閉できるぐらいだし。あと覇王不在の覇王軍を操ってたのは確実にユベルだよな。ヨハンの体とアモンって手駒もあるし。 無策でも突っ込むダークヒーローズ。デュエリストは企まないってか(笑)しかし、ということは召使いと旦那様ごっこは真面目に策だったのか(←引っ張りすぎ・笑) どうでもいいけど、突入前にとりあえず出してみた状態のBloo-Dとサイバー・エンドは、この後ハネクリボー的なノリで後ろからついてくるんだろうか。…見てみたいな、それ(笑) (翔の手をとろうとしたオブライエンの胸ポケットで オリハルコンの眼が光る) オブライエン:あ… 翔:どうした? オブライエン:やめておく。今のオレには、覇王と戦うことも、 こいつを、他人事のように見ることも、 どっちもできはしない。 ジムの信頼を捨てきれないけど、覇王を倒す踏ん切りもつかないオブライエン。とりあえず目の前で覇王を倒そうとしている海神の巫女達を守ることに。 要塞都市を仕切ってる奴がなんか怪しいと潜入したら、やっぱり覇王軍の手先でした…っていう話なんだけど、なまじ見るからに悪役くさいモンスターなので、視聴者的にはそこらへんわかりにくい気がする…(笑)かといって普通っぽいモンスターにされてもやっぱり分かりにくいから、痛し痒しか。 スカルビショップ:貴様の仲間も馬鹿な死に方をしたものよ。 自分の力もわきまえず、 覇王様にデュエルを挑むとは。どうせ死ぬなら、 もう少し楽しませて欲しかったかな。 オブライエン:ジムは、馬鹿な死に方などしていない。 信じたんだ、自分の友を! スカルビショップ:友だと?覇王様が友?ふふふ…ははは!!! 番人の盾:ははははは!!…っ!? オブライエン:オレはどう言われても構わん。 だが相棒を、ジムをけなすことは、絶対に許さん! スカルビショップ:ほう、オレとやるというのか? いいだろう、望みどおり、貴様を始末してやる! スカルビショップ&オブライエン:デュエル! 今回のオブライエンって、覇王から復帰した後の十代に似てるような。というか、なにげに留学生組って四人足して四で割ると十代になるような気がするんだが…。 ■次回予告 オブライエン:ジム、どうやらオレにも、 彗星の尾が見えなくなったようだ。 翔:オブライエン、キミはボクとは違う道を歩むんだね。 オブライエン:オレは、オレの力を信じてくれる皆のためにも、 覇王と決着をつけなくてはならない。 翔:次回、「勝ち残るものが正義!覇王vsオブライエン」 オブライエン:エド・フェニックス、カイザー亮! オレは覇王城に奇襲をかける。 それが、オレがオレである証だから。 俺が俺である証、か…。 ここで亮が「カイザー亮」って呼ばれてるのはポイントですか吉田さんvvvv 100525 |
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