TURN-160 融合する魂!ネオスVS F・G・D |
■本放送:07/11/07
■脚本:吉田伸■絵コンテ:辻初樹 ■演出:Lee Kyoung Soo■作画監督:Park Chi Man/Nam Sung Min |
なにげに3〜4期のつなぎパートが終わる節目だったりする話。
重要な回なのに重要っぽくない…というか、当時私は吹雪さんと藤原のことで頭がいっぱいだった…(笑) ■Aパート オネスト:もう逃げられんぞ。 吹雪:オネスト…。 十代:やめろオネスト!今ここで、お前が暴れても、 藤原優介は戻って来ない! オネスト:黙れ。マスターなら、今この世界とデュエルモンスターズ界に 起きている異変を鎮めてくれたはずだ。 だが、お前達はそのマスターを見殺しにした。 吹雪:違う!彼を見殺しにしたわけじゃない! 彼がダークネスに引き込まれたのは、誰のせいでもない。 彼は、天才故の好奇心に囚われ、自らその道を歩んだ! オネスト:黙れ! …いやーこれ放送当時全然気づかなかったんですけど…。十代のセリフは3期異世界編の反省会ですよね。十代も仲間を失ってキレて覇王覚醒で暴れたわけだから。そして異世界はあわや滅亡の危機に(核爆) 吹雪のセリフは…これが「吹雪から見た真実」なのか、「真実の一部」なのかがよく分からないわけですが。藤原が誰に何を告げることもなく自らその道を歩んだのは確かなんですが、それは「天才故の好奇心」だったのか…「ダークネスに半ば乗っ取られた結果」だったのか。 (吹雪を狙うオネストの攻撃をオブライエンが防ごうとする) オブライエン:くらえ! (カード切れで撃ち落とせない) 十代:ネオス! (ネオスが実体化して防ぐ) オネスト:なに!? 翔:どういうこと!? 剣山:ネオスが実体化したドン! オネスト:お前は…。 十代:そうだ。オレの魂の中には、ユベルがいる。 万丈目:何!? 明日香:十代の中に、ユベルが…。 十代:ユベルは、オレの魂の一部になった。 それが、オレに力を与えている。 影丸や斎王の言うように、 この事態を生み出す原因がオレ自身にあるのなら、 オレはカタをつけなきゃならない。 オレを信じろ、オネスト。 ユベルのことを皆が知ったのはここでした。まぁ、言いふらすようなことでもないしな…。この言い回しの中で十代が気負ってそうなのは「事件の原因がオレにあるならカタをつけなきゃならない」の部分なんですが、「力を持つ者の責任を感じてる」って解釈でいいんだろうか。 次の次のブロックに続きます。 (トゥルーマンが現れ、オネストが倒れる) 十代:オネスト!しっかりしろ。 オネスト:十代、僕が世界を救えると思っていたのは、 とんだ勘違いなのさ。 十代:え? オネスト:本当はね、マスターはとっくに僕を見捨てていた。 マスターは、デッキからボクを外していたんだ。 ボクはきっと、僕自身を惨めだと思いたくなかっただけ なんだ。 十代:馬鹿を言うな! お前のカードは、藤原優介の遺品から、 オレが見つけてきたんだ。大切に保管してあった。 オネスト:本当に? 十代:ああ、オレには分かる。 きっとお前のマスターは、ダークネスの研究に、 お前を巻き込みたくなかったんだ。 (微笑む吹雪) ここさ…単に藤原とオネストの関係の説明だと思ってたんですよ。 でも…この「デッキから外していた」のは「巻き込みたくなかったから」っていうのは…十代が皆から距離を置いていたのはみんなを巻き込みたくなかったからの暗喩でもあったんですね…。 その辺は最後にオブライエンが説明してはいますが、十代本人のセリフとしてはここにあったんですね…orz メタファーを理解できないとGXは分からない\(^o^)/ ということは、吹雪が笑ったのは、藤原が十代の言う通りの人だったっていうのと、十代がそういう理由で距離とってたのを分かってたからなのかな? 遺品漁るとかいいの?は、翔の部屋に不法侵入して家宅捜索したあ げく勝手にデッキにパワー・ボンド入れた十代には今さらなので突っ込みません(笑) オネスト:十代、キミは特別な存在だ。 キミならきっと、精霊界と人間界、この二つの世界を結び、 救うことができる…っ。 十代:オネスト、生きろ! この世界に、お前の居場所がないなら、 お前も、オレと共に、オレの中で生き続けろ! (オネストが十代の魂に取り込まれる) ■Bパート (ミスターTとのデュエル中十代が劣勢になる) 十代:(オレは、こんなところで負けるわけには行かない。 オレの魂に眠るやつ達のためにも!) CM挟みましたが(笑)つなげて読んでください。 妄想レベルな深読みのお時間です。「十代の魂に眠るやつたちって誰?」 オネストは確定です。ユベルも「魂の中にいる」って言ってたんで確定とします。覇王はユベルと融合したはずなので、多分カウント対象外。ということは、とりあえず二人しか思いつきません。「たち」と呼ぶには、なんだか弱い気がします。 しかし…「この世界に居場所がなくて、十代の魂に眠っている人たち」と考えると… アモンを思い浮かべるのは…私だけですかね…。 アモンの心の闇はユベルが食べちゃったはずで。アモンの心の闇は、「居場所がないこと」だったはずで。あと、この話で十代が強烈に意識してる「責任」を指摘したのは、多分亡き人となってしまった=この世界に居ない、佐藤先生・コブラの二人。 アモン・コブラ・佐藤先生あたり、暗示してませんかね…。 156話と157話の間、アモンの未帰還で…落ち込んだんじゃないんですかね…十代…。 あとこれだと、176話の描写はオネストの居場所が十代から藤原に移った(十代のところに居候してたオネストが藤原のところに帰った・笑)と考えてよさそうな感じですね。 明日香:十代は、私達を避けていたわけじゃなかったのね。 オブライエン:そう見えたのはきっと、 お前達を巻き込みたくないと思っていたからだろう。 十代:いずれまた、奴らは戻ってくる。 万丈目:その時は、オレたちも手を貸すぜ。 翔:うん。 十代:お前達…! 翔:当たり前だよ、アニキ!だってここはボク達と、 剣山:アニキのデュエルアカデミアざうるす! (泣き出しそうな顔で微笑む十代) 私の主観であの表情を説明させていただきました。だってあれ…超切ない…(笑) 巻き込んじゃいけないと思って学園を去ろうとした十代に、「力を貸す」と言ったみんな。その理由は、デュエルアカデミアが十代の居場所だから…だから最後の十代は、「ああ、ここがオレの居場所でいいんだ…」って表情なわけで…ごめ、私が泣いていい?orz 「ユベル」はもともと「十代の問題」で、それが学園や世界を巻き込んでいた。それに対して、「ダークネス」は最初からレベルが「学園の問題」で、その引き金になったのが影丸で斎王で十代だった。だからほんとは、「ダークネス」に関しては巻き込むも巻き込まないもなく「アカデミアの皆の問題」だったりするから、「当たり前」なんですね。 「ユベル」のときも、皆は「ユベルとヨハン」=「十代の問題」に絡んでる限りは巻き込まれてもいいよ、ってなスタンスだったんだけど、十代はそこに勝手にもう一個「異世界の危機」=「どこかの誰かの問題」を乗っけちゃったんですよね。結果オーバーワークになっちゃった。まぁ、それもユベルの陰謀の一部ではあるんですが…。人助けはできる範囲でやんないと身近な人に迷惑がかかるよ?というお話。…で、いいのか? まぁそんな経験があったし、なまじユベルが意図的に十代の周りを巻き込んでったもんだから、自分のせいで何か事が起こるんだったら誰もいないところに行きたいと思うのは致し方なかったんでしょうね。 あーでもほんともー…十代愛してるー!(笑) 091213 |
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