恋人たちの午後 告白したとかしないとか、つきあうとかつきあわないとか、たったそれだけで何かがとんでもなく変わるわけでもないはずなのに、やっぱり何かは違うと思うのだ。 例えば今ここで亮と過ごす午後などというのは、つきあう前から存在していた時間で、隣の横顔だってどこか変わったわけではないし、自分だって前と変わらずにキスしたいなーとか思う。 あえて言うなら、思うだけじゃなくなった、くらいの違いなんだろうか。 「吹雪?」 見つめられていたことに気付いてこちらを向いた亮の頬に手を添える。 亮は意外にもノーリアクションだった。 逆に硬直してしまう吹雪。 「…なんだ、その顔は」 「いや、ええと、ボクの雰囲気というか…なんというか…分かっていらっしゃい、ますのこと…?」 動揺のせいか日本語が若干おかしい。 無言で数秒、何かを考えたらしい間があった。 そして。 不意に伸びてきた両手に驚く間もなく、吹雪は亮にキスされていた。 軽く触れるだけ、では、あったけれども。 「………」 「…オレだって、冗談でつきあってるわけじゃない」 視線を落として目をあわせてくれないあたり、微妙にというかしっかり照れてはいるようだった。かろうじて思ったとおりの亮発見。 「…うん」 ここまでは呆気にとられて固まっていた顔の筋肉がゆるむのがわかった。 多分今の表情は、ものすごく締まらないにやけ笑い。 「うん」 「…なんだ」 二回同じセリフを繰り返したせいか、怪訝な顔で亮がこちらを見た。 なんというか、あまりに嬉しくて、逆に抱きしめるくらいしかできなくなる吹雪だった。 力いっぱい抱きしめると、亮のぬくもりが腕の中に広がる。 「大好き〜」 結論、こっちが照れている。 「…単純な奴だな」 そう言って抱きしめ返してくれた亮も多分照れたままだったから、おあいこということでいいのだろう。 「恋愛なんてそんなものじゃない?」 「…まぁ、な」 二人で顔を見合わせて、もう一度だけキスをした。 どうにもくすぐったいのはこの際しょうがない。 単純でささいで小さな幸せが自分一人のものではなくなったこと、それが一番変わったことかもしれなかった。 071107 |
恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!!!(爆) とりあえず分かった。なんでリバに見えるって、受×受なんだ。 うちのお兄さんの属性:天然襲い受 うちの吹雪さんの属性:天然誘い受 ちょ…わずかに亮吹優勢!(何を言っている) こんがらがるのは亮がある意味誘われ攻で吹雪の誘い方=襲う=攻?でとんでもなくパラドクシカルだからなんだぜ!(意味が分からない) 吹亮吹で。もうこうなったら吹亮吹でいきます。吹亮と見せかけて亮吹的な意味で(え) |