1.173話を見る前に173話吹雪→藤原を妄想

「ダークネスと一体化することですべては肯定される。闇こそが絶対の安らぎなんだ、だから連れていってあげるよ、吹雪!」
「…それがキミの…望みなの…?藤原…」
 呟きは届かない。
 伝える資格はもうない。
 自分は闇に―負けた。
「そんな絶対に…縋らなきゃいけないほどキミは」

 ひ と り 、だったのかい―?

「…ごめんね…」
 ねぇ藤原。
 肯定されることを、愛されることを、誰より求めていたのは誰?
 ひとつになっちゃったら、ボクはキミを、抱きしめてあげることさえできないんだよ?
 ダークネスとなって孤独を忘れたとしても、それはきっと孤独が癒されたわけじゃない。
 でも、ボクにはもう、そう伝える資格さえないから。
「藤原…ありがとう、生きていてくれて。今度は、ボクも一緒だ…」

 せめてキミと一緒に、孤独の闇に堕ちるよ。

 080212
+++
吹雪、もっとアグレッシブに闇に落ちましたね。
あれはやられたと思いました。
でも、受けには変わりないと思います(…)

2.173話を見た後で吹雪→亮を妄想

 すまない…

「…吹雪…?」

 ―キミは、分かってくれるかい?
 ボクには明日香がいて、十代くんや、万丈目くんや、翔くんや、ヨハンくん、それから剣山くんに、レイちゃんに―たくさんの友達が、仲間がいて。
 そして誰より―キミがいたんだ。
 でも。
 藤原はそうじゃなかった。
 側に誰がいることも、信じてなんていなかった。
 だから、行かなくちゃいけないんだ。
 無理矢理そばに居なくちゃ、彼は本当にひとりになってしまうから。せっかく生きてるのに、そんなのってないと思わない?

「…お前…」

 ―これはボクのわがままだね。
 どうしても彼を放っとけなくて―でもキミにも、嫌いになられたら嫌だなんて思ってる。

「嫌いになるわけがないだろう…!」

 吹雪が、そうやって誰も切り捨てられないくらい優しいから。
 だから好きになったのに。

 ―ありがとう。
 
 大好きだよ、亮。

「吹雪ーーーーーー!!」

 080214
 +++
このときはまだ吹亮派だったはずなのに、亮吹の香りがただよいまくってるっていう。というかこれを書いてよく吹亮派でいられたな自分…。

あとついでに同じ日の日記から小ネタ転載↓
 * * * 
亮「勝ったのは、吹雪なんだな?」
十代「ただ勝つためなら藤原が心の闇につけこまないわけないだろ。それにつけこめずに力だけで潰そうとした時点で、あいつは最初から負けてたんだ」「吹雪さんは、引き分けなんて生やさしいこと言わずに、自分も含めて全部救う方法を考えなくちゃいけなかった。そこは怒ろう。だけど吹雪さんも、未来の可能性を残した―藤原には、克服できてない傷がある」
 * * * 
↑「スパイラル〜推理の絆〜」の…何巻だろ。うろ覚えパロ。火澄vsカノン後のアイズと歩。
メンタル面では吹雪は藤原に勝ったと思う人自体はわりといると思うのですが。…勝ってるとは思うけど、私は藤吹派(笑)

 080724

 
BACK