序章:亮/吹雪/十代

ルール:適当に組み合わせて適当なお題で3行。
お題は「TV」様「抱き寄せたくなる20題」よりお借りしました。

1.吹亮:綺麗な微苦笑(17)

「それで翔くんが止めたの?当たり前だよ」
「誰も彼も、ほんとに大げさなんだからな」
 そう言って苦笑した顔には、それが迷惑だなんてひとつも書いてなくて。
「―だって、目が離せないじゃないか、そんなんじゃ」
 そう言って抱きしめたら、意外にもこう返ってきた。
「離さなくていいさ、別に」
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最初から6行でしかもリバくさいですね。

2.亮吹:約束のかわりに(08)

「オレには勝利さえあればそれでいい…」
 勝利の証のメダルを踏みつけたのはむしろ、その勝利がお前から得たものではなかったから。
 どうせなら次に闘うときは、お前だけから奪いたい。
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お題からかけ離れてるのは気のせいじゃないですね。

3.十吹:軋むソファーに背を預けて(01)

 ソファーに背を預けて眠っている吹雪の顔は、起きている間からは考えられないほど綺麗だ。
 そのギャップが気になるのは多分、背負っているはずの過去をみじんも感じさせないから。
 全部外にぶちまける自分とは反対に、全部抱える彼のすべてを受け止めたくて、そっと抱きしめた。
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もうソファーと聞いたら吹雪しか思いつかないです。亮吹と言い張れば亮吹にもなりそうな一品。

4.吹十:かなしい、それともさみしい?(18)

 ぶっきらぼうに振舞って一人そっと距離を取っているキミは、何故だか以前よりずっと気になるんだ。
 やり場の無い気持ちを持て余しているようで。
「十代くん、ボクとデュエルしてくれないか」
 頼りにしてる?少し違うんだ―これはキミにしかできないこと。
 キミの中に、変わらないものが確かにある。
 だからこそ―ボクは変わらず、そばにいるよ。
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そろそろ本当にお題に意味が無さそうですがインスピ元ということで勘弁してください。6行(というか6文)でした。

5.亮十:ひなた(02)

「なぁ、そんなとこいたら寒くねぇ?」
「いや?」
 抱きしめられるひなたがあるから、冬の木陰も悪くない。
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どんなCPでも使えるネタ(爆)でも年下受け向きですかね。

6.十亮:信頼しています(06)

「どーよ、弟に追い抜かれた感想は?」
「不思議とさっぱりした気持ちだ。ただまぁ―お前がどう思っているのかが、少し不安だがな」
「オレか?別に―今のカイザーすげーいい顔してるから、心配してないぜ?だからさぁ、新しいデッキができたら、一番にオレとデュエルしてくれよな!」
「ああ、約束だ」
「やりぃ!」
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3行ルールはお空の彼方。亮十ぽいし。カオス。別に弟に追い抜かれたとかカケラも気にしてなさそうですが、人の目はそれなりに気にしてそうかと思ったり思わなかったり。

 071218

 
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