hidden DARKNESS
―永遠の箱庭―



フリーダムすぎるあとがき

 最初に、「亮と吹雪はお互い入れ替わってる演技くらいできる」と考えたときには、まさかプレ本編な話になるとは思ってもみませんでした。
 そもそもカップリング前提で考えたネタでもなかったんですけどねー!なんでこうなったんでしょうねーキスで戻れるとか考えたところからです明らかに。…違うんだ、ごく自然に思いついてしまったんだ決してカップリングにしようと思って考えたんじゃないんだ…余計タチ悪い気がする(笑)
 元はchipsで殴り書いたもので、基本はざっと加筆修正しただけなんですが、その中で藤原の十代への二人称を「キミ」から「お前」に訂正しました。なんで二人称が「キミ」だったかって、多分私の電波が入りすぎてたんだと思います…(笑)それだけで藤原がだいぶ先輩風吹かし始めて、ちょっとホクホクしてます(笑)
 これが多分、私の中にあった「孤高の天才藤原優介」のイメージです。こんな学園生活も欲しかったなーとは思うわけですが、GXの本筋は「十代が成長するための物語」で、そのために訪れる試練の最後にいる藤原は、十代が大人にならないと救えない闇にいた人なんだろうなと、今は思ってます。サブで藤原に両親について質問させたわけですが、「大切な人を忘れられるわけがない」「お前の両親だって!」っていうのは、ひょっとして鍵っ子だった十代自身も両親に対して同じようなわだかまりを持ってて、藤原との対決を通してそう感じたということなのではないかと…なんか、そんなこと思いまして。

 …あ、肝心なこと言い忘れてますね!ファイナルで藤原が「何度も来てる」とか言ってる通り、この世界は十代がアカデミアの1年生を延々繰り返すループ世界となっています。「藤原と吹雪が失踪していない」というのは、セブンスターズもろもろの事件の発端がないってことで、つまりGXが動き出さないんじゃないか、ついでに十代、遊戯に会ってないんじゃないか。そんなこと考えたのは、シークレットまで書き終えた後だったわけですが(笑)だからエイプリルフールに1年と3年がいるんだな!と自分で納得(マテ)このアカデミアは4月始まりで、あれは卒業式と入学式を合体したループポイントです。ここで記憶がリセットされます。今そういうことにしました。そういうことにしたのは今ですが、ループ世界だと気づいた時点で、それを崩す鍵もこの話あるじゃんと思いつき、ファイナルができました。この夢を見た十代は、夢のせいで遅刻して、お陰で遊戯さんからハネクリボーもらって、事件だらけのアカデミアに入学します。
 ぶっちゃけ、ゲーム向けの設定だなぁと自分で思ってます(笑)というより、私がゲームしすぎなのか(笑)十代になってアカデミアでの一年を過ごそう!っていうゲームで、クリアデータを引き継いでゲームすると選択肢やイベントが増えるっていう。もちろん感情値引継ぎありで、藤原との親密度が高いと藤原が出てくのに気づけて、亮や吹雪との親密度が高いと「あんなんだったっけ?」が選べるようになって、さらに上がると次周以降で「違う気がする」が選べるようになってトゥルーエンドみたいな。シークレットはことあるごとに亮と吹雪の仲を疑っていると出てくる隠しイベント(笑)
 GXは奥が深すぎます。天才トリオがもっと知りたい!の一念で、何故ここまで話が展開するのか。GXは間違いなく神。
 それでは、長々とおつきあいいただき、ありがとうございました!

◆きっと無意識に発想元で途中から参考にしたもの
小説「スパイラル〜推理の絆〜2 鋼鉄番長の密室」
PS「高機動幻想ガンパレード・マーチ」
PS2「遙かなる時空の中で3」シリーズ

 
BACK