limit→PERFECT あとがき

 10ヶ月ほどかかって、一応無事、完結いたしました。
 最初は単発短編だった『微笑みの向こう側』を、「亮吹に挑戦しよう!」で書いたときには、まさかここまで壮大な話になるとは思ってもみませんでした。長いとかそういう問題じゃない、テーマが壮大すぎる(笑)
 しかも書いてる本人がテーマをあまりよくわかっていなかったというのがまた怖いです。かなり本気で、その場その場でキャラが勝手に動いてました。そして勝手に壮大にしてくれました(笑)
 それでも書けば書くほど、こういう話にしかなりようがなかったのは、本編の威力だと思います。壮大すぎて、「それでいいのか二人とも!?」とか言われそうな結末になりましたが、まぁ当初の予定ではよりを戻すつもりさえなかった(爆)ので、これでいいんじゃないかと思います(笑)
 結局よりを戻した理由は、見ればわかるかもしれませんが亮のほうだったりします。亮は私が思うより吹雪さん一筋な人でした。プロポーズ紛いの発言をしておきながら同居も同棲も思いつかない素っ頓狂な人ではありますが(笑)
 でも亮と吹雪が恋愛したら、このくらい突き抜けちゃってるんじゃないかなーと思います。「お前がオレのすべてだ」なんてセリフ、使う日がくるなんて思わなかったのに、彼はあっさり言ってくれました(笑)
 むしろ一番謎なのが吹雪でした。「亮は吹雪を好きなんだな」はなんかわかるんですけど、「吹雪はなんで亮が好きなの?」は、ふと考えこんでしまいます。そしてそれに関して、彼は完璧に、亮に「落ちた」のかなーという感じがします。でもあの亮の全部を愛しきれる吹雪は、やっぱりただものではありません(笑)
 そして長編になった決定的要因の藤原ですが、今語ろうとしたら本編で語りすぎたのか語る言葉が見つかりません(…)私の中で、藤原もやっぱり、ずっとがんばってた子です。端から見たら完璧に近く見える三人が、完璧と呼ばれる場所でもがいてたみたいな、多分これはそんな話です。こう書くとよくある話っぽいですね(笑)

 ここまでおつきあいくださった方、本当にありがとうございました。

 追伸:後日談できました。よろしければもう暫くお付き合い下さいv

 +++ 後日談 膨張する世界で +++

 
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