あとがき ここまでお読みいただきありがとうございました。 もともと一話一話でだらだらと妄想を語りながら書いてたので、まとめるとあとがきがえらく書きにくいです。読んで下さった方も読みにくかったと思います、すみません。 目次にさも最初からそういうつもりで書いたかのように万葉集の歌を引用しましたが、そんなわけではなくて、九まで全部書いて一年たってこっちにまとめようとするときに、「なんかそれっぽいかも」と思って引用しました。そのとき第一話のタイトルが変わりました。 万葉集巻の一、最初の歌で結構有名らしいです。大学でたまたま取った授業で習っただけなので専門的なことはよく分かりません。読みや意味にも諸説あるらしいのですが、よく分からないのでいくつか参考にしつつ自分の都合のいいように読んで解釈しました（核爆） ・参考にさせていただいたサイトURL（頭h抜き）・ ttp://www.furutasigaku.jp/jfuruta/jmikomoyo/jmikomo3.html ttp://www1.kcn.ne.jp/~uehiro08/contents/parts/09.htm ttp://kassandra.blog18.fc2.com/blog-entry-53.html ttp://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/one/m0001.html 「こもよ みこもち」でググって出てきたURLなので、そのサイトのトップURLじゃないのが申し訳ない。 ググって何に驚いたって、授業で聞いて印象に残っててだから使いたかった「なのらさね」が、読みとしてはマイナー説らしいってことで、その読み方をしてるサイトは他もマイナーな読み方してるので、かなり困った…（笑） 以上のようなページ＋授業で聞いた内容を参考にしつつ、だいたいの意味は 籠と言っても美しい籠を持ち 櫛と言っても美しい櫛を持って この丘で菜を摘んでいる娘さん 家はどこですか？名前を教えてください 私はこの大和の国に住み、治めている者（※天皇）です そんな私にどうか教えてください、家も名前も というような感じの 求 婚 の 歌 です＼(^o^)／ 王子が言っているのは「名前を教えて」（名告紗根／なのらさね、なつげさね、など）だけですが、「王子の素性」なんて見れば分かるよ、という話なので、この歌引いてもいいかなぁと。無自覚に求婚する王子パネェ。そして家は無いので名前だけ答えて無自覚にＯＫしてしまうユベル。ユベルは一発で恋に落ちてるので問題ないです（笑） ■各話chips初出一覧 １ 出会い 2009.10.17 ２ 契約 2010.3.26 ３ 決意 2010.3.27 ４ 断絶 2010.4.11 ５ 自覚 2010.4.11 ６ 告白 2010.4.11 ６．５ 旅立ち 2010.4.19 ７ 約束 2010.4.12 ８ 混濁 2010.4.14 ９ 名前 2011.4.19 サブタイトルも初出時のものです。１から２まで半年近く空いてたり、６．５（七）が後から挿入されてたり、９（十）は最初考えてなくて、一年空いて思いついてたり…。 あと第五話の前半は、もとは第四話（４）の後半で、まとめるときにちょっと移動しました。 そして第八話（７）は、chips掲載時王子とユベルのモノローグ10行で終わっていたものに、丸藤兄弟もどきを追加したことで大幅加筆となっております。 正直、丸藤兄弟もどきを足してしまうと前世の世界観がブレてしまうのでやらない方がいいかなぁとも思ったのですが、王と王子の孤独さに耐えられなくて追加してしまいました…。 二人のセリフのベースは言わずもがな３期です。心の闇除去フィルターで私にはああ見えてます（爆） 好きだけじゃままならんことに、それでも好きだけで突っ込んでいくようなGXが好きです。だってそれ以外に、生きる意味なんてわかんないから、それで傷だらけになったってかまやしねーよ、みたいな。喧嘩上等（笑） 喧嘩上等だけど暴力反対だからカードゲーム、それが遊戯王。多分。 ■話に特に影響受けてそうなもの 漫画：納都花丸「蒼海訣戦」 ゲーム：「遙かなる時空の中で」シリーズ 児童文学：荻原規子「白鳥異伝」「薄紅天女」 |